当作は何を試み、何を描き出そうとしたのか。完全な「虚構」であるアニメーションに、「歴史」~来し方行く末を与えること。過去を正しく未来へ繋げようという挑戦——連載/『ラストエグザイル‐銀翼のファム‐』—「物語」の果て、その先へ 最終回[...]
「私の映画では、一つのシーンが、それだけで〈完結した映画〉になっているはずだ」――SVアーカイブス/1982年5月号「テオ・アンゲロプロス監督に聞く」[...]
この映画が、我々の好意と嫌悪と共感と憎悪をすべて集めるメロドラマとして成立しているのは明らかだ。今、この題材の中にこういう映画を見いだすとは恐るべき眼力である――クリント・イーストウッド監督『J・エドガー』[...]
早稲田大学芸術学校の建築教育で重視される「手を動かして考える」ということ。「模型製作」は、その中核をなす「創造の現場」である——「連載☆アート&アーキテクチャー 学びの場からの報告 Vol.4」[...]
日本が誇るドメスティックブランドである「N.HOOLYWOOD」(N.ハリウッド)――半袖スウェットにロールアップしたチノパン、素足にローファーだけのプレッピー。普通であることへの違和感を内包した、あえての普通っぽさ。こんな禅問答のようなスタイル、我々日本人が得意とせずして世界中のどこの国民がマスターできるというのか――「2012年春夏メンズ“裏”トレンド/後編」[...]
2012年春夏シーズンのメンズ”裏”トレンドとは何か? 普通の服を普通に着ること。無意識の意識。没個性という個性。ミニマリズム? 大違いだ。スタンダード? 否、そんな正統派ではなく、普通であることが新鮮であるという時代感覚。“普通”を掴むべき時代なのだ。[...]
「基本は写真展というか、写真そのものでないといけない。写真そのものと直接向きあうしかないという点においては、僕の責任、大森克己120%という気持ちで見せる感じです」――作為をもって時代に立ち向かうこと~大森克己 インタヴュー[...]
本作は我々の生きる世界についての怜悧な解釈であり、その未来についての鮮明な予見でもあることを、最初から隠しもしないし、恐れもしない――エンキ・ビラル『モンスター』[...]
映画学校を出たての若造ではなく、80を迎えるモンテ・ヘルマンによって撮り上げられた映画であるからこそ、この映画は「残酷なドキュメンタリー=フィルム・ノワール」として、我々を撃つのである――モンテ・ヘルマン監督『果てなき路』[...]
ももクロがグループアイドル・ムーヴメントのリーダーであったかどうかはのちに歴史を振り返らなければわからないが、指標として見ることはできるのではないか。「さいたまスーパーアリーナ大会」はその意味で、現在観測しうるグループアイドルの、ひとつの到達点を示してくれるはずだ――「新連載/グループアイドル・ムーヴメント~AKBからももクロまで」[...]
「藤原新也さんの本などで、写真を見ていると、それは写真家の世界観を表しているものでもあり、見方によっては哲学のようにも思えてきたんです。いくら哲学書を読んでも、むしろ世の中わかんないな、それだったらいろんな人の世界観に触れてみたい、写真集というのはまさにそういうものだと、興味を持ち始めました」――『写真集/誰かに贈りたくなる108冊』森岡督行(森岡書店)インタヴュー[...]
日本発の建築理論・運動「メタボリズム」の全貌を、膨大な記録資料と関係者インタビューにより浮かび上がらせた大著『プロジェクト・ジャパン』。待望の日本語版の発刊を前に開催されたレム・コールハースと浅田彰によるトークイベントを巡り、対話が繰り広げられた。ムーブメントを記録し書物として編纂する意義とは――「あるムーブメントのポートレート」[...]
「強い男は“ヒーロー”と呼ばれるけど、強い女は“ビッチ”と呼ばれる。わたしは街中で“大っ嫌い!”っていう罵声を浴びせられることがあるけど、シェーン役のジョン・バーンサルはそんな経験していないはず。この差は、ジェンダー論的にとても興味深いと思わない?」――ドラマ版『ウォーキング・デッド』ローリ役/サラ・ウェイン・キャリーズ インタヴュー[...]
「マドンナやカイリー・ミノーグがいる限り、WARP(WEIRD AND RADICAL PROJECTSの略)はウイアード(奇妙)さ」——SVアーカイブス☆2006年9月「ワープ総帥、スティーヴ・ベケットが語る『ワープ』の歴史」[...]
良質なファンクが持っているドロッとしたグルーヴ感、ギターサウンドを軸としたロックの語調、時折挟まれる軽薄なキーボードサウンド、リリックはパーティピープル的。だが、巧妙にグラマラスな音世界は、時代遅れでは片付かない――The Original 7ven『Condensate』[...]
もし彼が映画の未来なら、僕らは待ちきれない――染谷将太。2012年、時代はここからはじまる――SV.2012.01.01.Special Issue ☆俳優・染谷将太[...]
『ねじれた文字、ねじれた路』を読むと、うまくできた「ベタ」の力に勝るものはない、と感じさせられてしまうのだが、一方で『二流小説家』を読んでしまうと、「メタ」の居心地良さもある。そういうわけで、どうしても並べてみたくなってしまった次第[...]
7人の写真家の作品群は後の作家に強く影響を与えることとなる。山本耀司とヴィム・ベンダースが『都市とモードのビデオノート』でアウグスト・ザンダーの写真を眺めている光景をまだ記憶している人もいるだろう――「ストリート・ライフ ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち」[...]
ホンマタカシが被写体としたのは、日本の森とそこに育つきのこ。「3.11」後、数度に渡って放射性物質が降り注いだ東北の森に入り、森とその“子供”であるきのこを撮影してきたのである――ホンマタカシ写真展「その森の子供」[...]
森田芳光が20日に亡くなった。あまりにも有名な『家族ゲーム』を発表後、ど真ん中メジャーの道を突っ走りながら、高い映画的な質を保持し続けた稀代の映画監督。いつでも身の回りに漂わせているメジャーな雰囲気と、生み出される作品の緻密・繊細さこそが、森田芳光の剛胆な才能を象徴していたのだった――SVアーカイブス 1999年5月号「森田芳光 インタヴュー」[...]
『花火』でのミルクのなめらかさや鼻血のしたたり、『スコピオ・ライジング』のギシッとしたレザーやメタリックなシルバー。スクリーンからありありと迫ってくる、色と肌理――ケネス・アンガー『マジック・ランタン・サイクル』[...]
緻密さと奥深さを備えた作品世界を全身で体感するまたとない機会。佳境へと差し掛かりつつある物語を、より深く味わうことを可能にしてくれること請け合いだ――『ラストエグザイル‐銀翼のファム‐』展@表参道GoFa[...]
吉永マサユキの伝説の作品『SENTO』(銭湯)。大阪・三国の銭湯に通う雑多な人々。“裸のつきあい”という密接でクローズドな空間での撮影が可能になったのは、写真を撮ること以前に、写真家の“態度”によるものだったのではないだろうか。写真家は被写体といかに関係を結ぶべきなのか? そんな原初的な問いを思い起こさせてくれる作品だ[...]
DOMMUEでのストリーミング放送で視聴者にその健在ぶりを見せつけた小室哲哉の登場には、冨田勲とのトークとともに注目したい。彼がライブで繰り出す音のヤバさを、DOMMUNEでの放映を見逃した方にはぜひご覧いただきたい――「HARAJUKU PERFORMANCE + DOMMUNE」[...]
ニューヨーク、大晦日(ニューイヤーズ・イブ)。考えつく限りのオールスター・キャストを登場させ、それぞれが主役になるように。しかも見終わった後にはちょっとした幸福感がなければならない。という、企画書の「主旨」欄が目に見えるようだが、まさにその通りの映画である――ゲイリー・マーシャル監督『ニューイヤーズ・イブ』[...]
「ダンス・カルチャーには、すごい強迫感というか、圧迫感を感じていた。僕は、自分ではダンス関係のレコード・ショップに行くような人間ではないし、インターネットにアクセスしているタイプだったから」——【SVアーカイブス】2001年1月「トム・ヨーク インタヴュー」[...]
今回の作品は自分だけの感情に頼らないで作りました。自分であって自分にあらず、イタコになりたかったですね――新作『コロニー』麓健一インタビュー(連載「インディーズの滝壺」)[...]
韓流とグループアイドルの狭間にあって、Perfumeは緩やかに舵を切っている。その音楽には、彼女たちと同世代の女性への共感が色濃い。過剰なオートチューンは後退し、BPMは緩やかになり、より歌声がや歌詞が際立つようになった――Perfume『JPN』[...]
僕たちは最初、手を動かしてとにかくつくってみなさい、という話をします。無心に手を動かす中で空間感覚を身につけて、自分で何かに気づくことが大事です――「連載☆アート&アーキテクチャー 学びの場からの報告 Vol.3」[...]












































